子宮防衛隊(C.Q.A.)のコラム 「子宮上々」 第11回
「子宮へエネルギーを送る”子宮SEN”とは?」
タイ式子宮バランスセラピーの重要な目的のひとつは、 子宮にエネルギーを送ることです。
エネルギーというとどうも胡散臭いなあ。。 と感じる方もおられるかもですが、 俺は目に見えないエネルギーというものは確実にあると思っています。 年々これを確信するようになってきました。
もしエネルギーという言葉がいまいちピンとこない感じなら、 ”気”はどうでしょうか?
”気”も同じく胡散臭いと感じるかもですが、
今日なんとなく元気が無いなあとか、 運気が上がってきてるなあとか、 今日はやる気満々だとか。
そういう言葉を口にしたことは皆様一度はあるのではないでしょうか?
もう少しさらにいえば、 ”気分”とか”気持ち”いう言葉を使ったことがないっていう人はほとんどおられないのではないかなと思います。
では気分や気持ちってなんだろう? と考えてみたことはあるでしょうか?
もちろん身体のある種の状態から影響される、 脳の活動が生み出している一つの現象 と考える事も可能なのかもしれません。
または体にある何千万という細胞たちの、 ある種の集団意思的なもの という言い方もできるかもしれません。
でも俺はそれだけでは説明がうまくつかない場合もあると思うのです。
ちょっと出だしから話それすぎた。。。
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このあたりはタイ式をご存じの方は軽い復習と思って下さい。
タイ伝統医学では、 体には目に見えないエネルギーの流れる道があると考えていて、 その道のことを”SEN”と呼んでいます。 合計で72000本あると言われています。
これは古くはヨーガから来たアイデアといわれていて、 ヨーガのナディーも72000本と言われています。
このエネルギーの流れる道”SEN(セン)”が、何らかの原因で通りが悪くなると、
体の何処かに不調が現れ、最終的には病気の原因になりうると考えられています。
タイ伝統医学では、 その72000本の中で、とくに体への影響の強いものが10本選ばれていて、
そのメインの10本を”シップセン”と呼んだりもします。
その10本は、すべておへそから始まり、 それぞれ、右目、左目、右耳、左耳、左の鼻の穴、右の鼻の穴、そして口(舌)、つま先と指先(一つとします)、尿道と肛門(まとめて一つとします)、そして最後は唯一男女が別となっている 陰部と陰茎(でもこれもまとめて一つとします)の合計10本です。
そして全てのセンは最終的にはつながっていて、
それぞれのSEN同士も影響を受け合うと言われています。
SENのイメージが難しい方には、 いつも俺はこういう話をしています。
下の図を見て下さい(これが72000本のセン図です)。 これのすべてのスタートがおへそだとします。
仮にこれをホースと考えて、 おへそのところが蛇口で、そこから水が流れているとします。
もし、あるホースの一端がつまると、 それはまずは、そのつまりのある辺りに余計な淀みや流れの悪い部分を作ってしまい、 そして最終的には、すべての流れが影響を受けてくるというイメージはご理解いただけるでしょうか?
それが非常に大雑把ではありますが、 一番単純なSENとエネルギーの説明として使っています。
すべてのセンがつながっているということは つまり極端に言うと、指先を触るだけでもすべてのSENに影響することも可能なのです。
ただ、これはちょっと流石に非効率的すぎる方法と言えます。
エネルギーに影響を及ぼす最も効果的な場所は、 ”腹部”と言われています。
すべてのセンはおへそでつながっていますので、 腹部エリアが最もすべてのSENに影響を及ぼしやすい場所と考えられていて、
タイ伝統医学では、腹部のマッサージをとても重要に考えています。
以前ちらっと、腹部のマッサージだけで、体のバランスを取ることもマスターなら不可能ではないって話をしたのですが(覚えてますでしょうか?)
この理由はそういう理屈なのです。
理論上は、腹部のマッサージだけで、 体全体のエネルギーのバランスをとることは可能と言われています。
もちろん熟練者には理論上可能というだけの話で、 誰も彼もにすぐ出来るという話ではないのですが。
でも腹部のマッサージは、たしかに不思議なぐらい効きます。
タイ式子宮バランスセラピー(SBT)では、 その72000本の中から、とくに子宮への影響が強いと考えられるSENのことを、
子宮へエネルギーを送り、バランスをとることが出来るものとして”子宮SEN”と呼んでいます。
(一部かぶっている部分もありますが、上記の10本のSENとは違うものです)
子宮SENの滞りをとり、エネルギーの流れを良い状態に保つことで、
子宮へのエネルギーの流れを活性化させ、 子宮を元気で活気がある状態に保とういうアイデアです。
続く。。。